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ITパスポート試験にギリギリで合格!!受験してわかった必要な学習時間と傾向&対策

よっしゃー!ITパスポート試験に受かったー!!
数年前に受験申し込みだけして行かずに終わったITパスポート試験をついに受験&合格してきました。

公式の結果発表は受験から2ヶ月後くらいなので、まだ確定というわけではないんですが、試験結果では合格ラインは無事に突破しています。

合格!!でいいですよね…?(上目遣いで懇願)

試験結果

ITパスポートの試験結果ITパスポートの試験結果を発表

ITパスポート試験とは

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

【ITパスポート試験】情報処理推進機構 – IPA より引用

一応国家試験です!(履歴書に書ける!)

ITに関する知識を広く浅く(たまに深海)学習してその成果を試す試験といったところでしょうか。

逆に言えば、これくらいのIT知識を知らないとかヤバイんじゃない?とも言えるのかも?

また、ITパスポート試験ではCBT(Computer Based Testing)方式いう、コンピュータを利用して実施する試験方式がとられています。

公式から実際のテスト形式がどんなものなのかをダウンロードして体験しておくのも大切です。

一人一人問題が違うので、カンニングは出来ません。

更に採点もスピーディー。

試験終了ボタンを押すと、10秒程度で試験結果(点数)が画面上に表示されます。

合格発表自体は更に先なのでなんとも言えませんが、基準を満たしていればほぼ間違いなく合格です。

合格基準は総合で6割以上・ストラテジ3割以上・マネジメント3割以上・テクノロジ3割以上を取る必要があります。

総合で6割以上でも、3つの課題のうちどれか一つでも3割を下回っていれば不合格です。

ITパスポート試験の実際の難易度

よくネット上では1日で受かったとか3日で受かったという天才達の記事が上位に表示されています。

最初はこれを信じて参考書をサラっと見ておけば軽く合格でしょう!とめちゃくちゃ舐めきっていたんですが、実際は結構難しいです。

特にIT系の仕事を普段していない人からすると、なんじゃこりゃ…という絶望感を味わうことになるはず。

特にテクノロジ系はある程度詳しくないとしっかり仕組みを理解する必要があるので大変です。

IT系の仕事をしている人でも、ストラテジ系・マネジメント系で覚えることが沢山。

CRF・SRM・ERC・SCM・ITIL・MOT…etc

こんな単語を覚える必要があります。

完璧に覚えきる必要はありませんが、この単語と問題文を見て、内容がふわっと頭に浮かんでくるレベルまでは知識を定着させておく必要があります。

こんな覚えて何になるんや…という弱い自分との戦いになるでしょう(笑)

勉強を始めてみるとわかるでしょうが、世間で言われるほど簡単な試験では無いと思います。

少なくとも20時間以上は集中して勉強しないと合格は難しいのでは…?と感じました。

ITパスポート試験に費やした勉強時間

試験の3週間前に申し込みを行い、最初の1週間は通勤電車の中でテキストをサラーっと読む程度の勉強をしていました。

2週目に入る頃に過去問を解き、これはヤバイ…という危機感を感じてから本格的に学習をスタート。

スキマ時間があれば過去問演習をしていたと思います。

最後の1周間も同様に過去問を中心に学習し、特に弱い部分を徹底的に潰していきました。

試験3日前にシラバスの存在を知りチェック。

知らない単語の意味をまとめて、頭の片隅においておくような感じでした。(実際はここをしっかりやる必要があった)

2週目以降は夜に通勤電車で30分・休憩時間に15分・自宅に帰り子供の寝かせつけをしてから2時間程勉強をしていました。

最後の方は眠気のために頭が働かなくなってしまったので、朝の勉強に切り替え、朝の1時間に集中して勉強というスタイルでした。

勉強時間の合計としては、25~30時間程でしょうか。

IT系で働いてはいますが、知識が全然駄目な私なのでこのくらいかかっていますが、SEやプログラマーの方や日々勉強をしっかりされている方なら20時間未満でも十分合格できるかなと思います。

ただ、文系でITの知識がほとんど無い場合は30時間以上の確保は必須だと思います。

1日~数日で合格できる人もいるでしょうが、事前知識が無い場合はまず無理だと思います。(記憶力抜群の天才は除く)

試験4週間前から学習を開始→3週間前から過去問に挑戦→2周間前は弱点を徹底的に潰す→直前期はシラバスに記載されている単語を覚えつつ、過去問の弱点や計算問題対策を行うという流れが最も合格率が高くなると思います。

暗記系を早めに終わらせることが出来ると精神的にも勉強しやすいですし、記憶にも定着してくるので暗記系は早めに終わらせておきましょう。

試験対策に使った参考書

参考書

(2019年度)いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集

これもオススメ

平成31/01年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室

電車の中でサラっと見ておくために薄い参考書も便利

ポケットスタディ ITパスポート頻出・合格用語 キーワードマップ法+公開問題233 (情報処理技術者試験)

これだけあれば十分すぎるくらいです。

問題集は買いませんでした。

問題週代わりに「ITパスポート過去問道場」を利用

これをやりまくればオッケー

あえて問題集を買う必要は無いと思います。

ただ、気をつけて欲しいところがありまして、私が受験した時には平成21年のテスト問題から掲載がされていました。

もちろんいい勉強にはなるんですが、最新の年度のテストとは結構内容が変わってきている印象が強いです。

昔は単純に単語の意味を問うような感じだったのですが、最近では単語の内容を組み合わせてしっかりと頭を使って解かせる問題が増えているような感じです。

単純な知識だけでない+αのものも必要になるので、直近数年の過去問は最初に解きまくっておいた方が効率がいいでしょう。

実際のITパスポートの試験内容

テキストはかなり読み込んでいったんですが、結構初めて見る単語とかが多い印象でした。

テキストだけではカバーしきれないという印象は感じましたね。

一通りテキストを網羅したのであれば、ITパスポートのHPに記載されているシラバスをしっかりチェックすることが大事です。

記憶が正しければ、結構このシラバスに記載されている内容の出題は多い印象でした。

また、最新のITの現状をしっかり把握することも大切です。

例えば、最近ではURLがhttp://ではなく、https://という形になっているところが多い。

これは暗号化してセキュリティを上げるSSLという手法。

これってIT系で働いてる人なら常識的な話なんですが、そうじゃない人だとよっぽど最新のIT業界に興味が無いと知らない情報です。(2019年8月時点)

私が受けた試験ではIoT(モノのインターネット)に関する問題が結構出題されていました。

テキストではそこまで重要視はされていない部分だったので、ここで点数を落としたかなと思っています。

勉強中に過去問を結構説いてきましたが、テクノロジ系は大体8割とれていました。

しかし、本番では5割ちょっとと一番点数が低かった…

テキストだけでなく、最新の業界情報にはしっかりアンテナを張っておきたいところです。

これからITパスポートの受験を考えている人へ

ITパスポートなんて無駄!という意見も多いですが、最低限の知識を得ることでITに対する苦手意識も少し薄れますし、とれるならとっておいた方がいい資格だと思います。

若ければ若いほどいいので、出来るなら学生のうちに私も取得しておきたかったですね。

また、試験ではめちゃくちゃ早く終わらせてくる奴が絶対にいます。

私は試験時間の2時間をほぼ使い切りましたが、私の前の席の男性が1時間未満で試験を終わらせていました。

焦りましたねー(笑)

その段階で私の進行度は約7割。

しかも見直したくて回答をしていない問題も10問以上ある状態でした。

ここで焦らず、「あいつは試験を諦めたのか…フッ。俺は諦めずに戦い抜くぜ…」くらいの気持ちに切り替えて自分の試験に挑みましょう。

受験者は学生が多いのかなと思っていたのですが、想像以上に社会人が多いです。

一人の方に話しかけたところ、会社から受けろと言われて受けに来たと言っていました。

そしてITパスポートを起点に他のIT系の資格も受けていくと言っていましたね。

ITパスポートの知識は基本情報技術者試験の午前対策にもなるらしいので、ITパスポートはそういった面でも有効のようです。

私もこの流れで基本情報技術者試験も受ける予定なので、またここ(戦場)で会いましょう!とお互いの健闘を祈って帰路につきました。

簡単すぎて無駄という意見もよく聞く試験ではありますが、実際に受験してそこまで無駄という印象はありません。

むしろ、久しぶりに勉強をするという脳に切り替えることができましたし、勉強の楽しさを思い出すことができました。

今後の生活でITは必須です。

そのIT技術の知識が無い状態で使っていては宝の持ち腐れ。

どうせなら知識を得て、有効的に使いましょうよ。

その第一歩としてITパスポートの受験はオススメです。